読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

将棋解説動画レビュー

youtubeの将棋動画をレビューします。初心者の人が楽しく将棋を続けられそうな動画を紹介していきます!twitter@lectureshogi

真剣勝負でソフト指しはご法度だけど、将棋指導は技巧を使おう

囲い解説動画は一旦終わりにして、今日は将棋ソフトの話を書きたいと思います。

いろんな人に将棋の指導をする機会が多い中で感じたのは、将棋指導に将棋ソフトを活用するのは結構有効じゃないかということです。

 

理由はいくつかあるのですが大体こんな感じです。

①専門家が一方的に知識を授ける形式が時代に合わない

②そもそも将棋はよく分からない

③局面の評価値が出るので分かりやすい

 

①専門家が一方的に知識を授ける形式が時代に合わない

将棋界も昔は東京の将棋会館に行かなければ最新の棋譜を手に入れられない時代がありました。しかし今は公式戦やタイトル戦の棋譜がすぐに手に入ります。自分が子供の頃に(2000年代)は考えられなかったくらい、情報には恵まれています。情報がオープンになったおかげでアマチュアでも定跡を作ることが可能になりました。(具体的には対中飛車の一直線穴熊や、中飛車穴熊戦法など)なので専門家のプロ棋士の方が作り出した定跡をそのまま鵜呑みにするだけでなく、誰でも局面に対して好きなように意見を言える空気が出来ていくべきだと感じています。

 

②そもそも将棋の事がよく分からない。

そもそも自分が将棋を理解しているかがかなり疑問です。例えば「桂馬の高飛び歩の餌食」という格言がありますが、この格言の解釈が自分の中で定まってないです。自分が将棋を覚えて頃は確かに桂馬を不用意に跳ねると歩にとられるが常識としてありました。しかし最近の将棋を見てみると「取り敢えず桂馬を五段目に跳ねて攻めを繋げる」という発想の手が増えてきました。格言1つを考えてもよく分からないと思うことがしょっちゅうです。

 

③局面の評価値が出るので分かりやすい。

将棋の局面のニュアンスを言語化して伝えるのはとても難しいです。なぜなら、将棋を強くなるというプロセスは余計な手を考えなくなることとほぼ同義だからです。なので局面の良し悪しを判断する際に、強くなればなるほど言語化しにくい抽象的な要素が増えます。なので評価値という1つの分かりやすい指針があることはとても良いと思います。

 

具体的にどのように活用するかというと、駒落ち戦で上手を将棋ソフトに持ってもらって、自分と一緒に下手側の手を考えるというやり方です。駒落ち戦は一応定跡がありますが、将棋ソフトは定跡の通りには指してくれません。なので一から構想を考える必要があります。なので、指導する自分自身新鮮な気持ちで局面を考えられます。また将棋はよく分からない事をなんとか分かろうと考える事に価値があると思うので、その体験を共有できるのはとても嬉しいことです。振り返りも評価値があるので、意思疎通がしやすいです。

 

将棋ソフトの活用についての一提案でした!